
スーパーからの転職は難しくありません。どの転職先や業界でも狙えるので、その理由を経験者が解説していきます。
「スーパーからの転職は難しい」
こんな風に言う人はたくさんいますが、果たしてホントにそうでしょうか?
結論から言えば、スーパーからの転職は難しくない!です。しかも転職先は多種多様で、他業種・他業界も狙えます。
自ら進んでスーパーへ就職した・しないに関わらず、実際に仕事を始めてみると、

立ちっぱなしで重労働。休みも不定期だし、転勤は多いし年収は低い…いつまでこの仕事を続けられるんだろうと毎日不安です。
というような悩みを抱え、スーパーから転職を考えている人も多いと思います。小売業で働いていた私も同じように考えていました。
実際にスーパーからどの業界へ転職できたのか、どういった方法・経緯で転職に成功したのかも交えながら、「スーパーからの転職は難しくない」ということを説明していきます。
スーパーの離職率は低いの?高いの?
スーパーの離職率ってどれくらいだと思いますか?
入社3年以内の小売業の離職率を見てみると、かなり高い数値になっています。
- 小売業への就職者数:45858人
- 3年以内の離職者数:17305人
- 離職率:約38%…(平成27年度3月卒:厚生労働省ホームページより)
離職率はなんと38%。約4割もの人が3年以内に退職していっているという事実。

100人入社したとして、3年後に残っているのは約60人。かなり少なくなりますねぇ…。私が働いていた時もまさにこんな感じでした。
「スーパーを辞めたいのは私だけなんだろうか…」と不安になる人がいるかもしれませんが、辞めていく人は決して少数派ではありません。なので自信をもって転職活動に踏み切りましょう。
スーパーの平均年収は低い
小売業の平均年収はいろいろデータはありますがざっと450万前後。
中でもスーパーは300万~400万前後で、個人スーパーだとさらに低い傾向にあります。
イオンのような大手スーパーだとスーパーの中では多い金額ですが、それでも他の業界と比べれば少ないほうです。みなさんの年収はどうでしょうか?

スーパーで一生懸命働いても給料は低いまま。私の価値ってこんなにも低いの?
と悲観することはありません。「スーパーの年収」が低いだけで、「あなたの価値」が低いわけではありません。
あなたの適正年収は、自分が考えているよりももっと高いはず。

私が転職するきっかけにもなったのですが、自分の適正年収を知らない方がけっこう多いんですよね。
- 自分の適正年収はどのくらい?
- 自分に合う仕事を知りたい
- 書類選考なしで転職したい
- 自分と同じキャリアの人はどこへ転職できたの?
といった疑問は「ミイダス」で調べることができます。たった1~2分もあれば可能なので、試しに調べてみてください。ちなみに私は767万でした。(記事の最後でも方法を紹介しています)
スーパーの正社員を辞めたいと思ったきっかけ

スーパーを辞めたいと思っていても、周りには相談しづらいものですよね。誰に聞けばいいかわからないし、どういった方法で転職すればいいのかも自信が無いし。
実際に転職していった人たちは、どういったことに不満を持ち、スーパーを退職・転職する決断をしたのでしょうか?そのきっかけとなる理由を見ていきましょう。
みなさんにも当てはまることが多数あると思います。「スーパーを辞めたい」と思うのは決しておかしなことではありません。
転勤が多く拘束時間が長い
スーパーといえば転勤が多く、非常に拘束時間が長いです。2~3年の周期で転勤をする場合が多く、1つの場所で腰を据えて働くことが難しい。
GWやお盆・年末年始など世間が休みの時=スーパーの繁忙期なので、朝から夜遅くまで働いている人も多数います。拘束時間は12時間以上が普通でサービス残業もしばしば。
まして連休なんかはほとんど取得できず、土日に休めることもありません。台風など災害時でも出勤しなければなりませんしね。
そのため家庭がある方・または結婚を考えている方にとってはかなり厳しい労働環境なので、これを苦にスーパーから転職されていく人が多いように思います。
将来を真剣に考えるなら、早めに行動しておくべきですね。
精神的・身体的負担が大きい
スーパーは売り上げ・利益が最優先。そのため結果を出さなければ上司から叱責されたり、ひどい場合には罵倒されるなんてことを経験されている方もいらっしゃいます。
人員削減の影響で1人あたりの仕事量はかなり多く、社員は休憩すらできないことも。品出しや製造・発注や労務管理など、仕事量が多いため身体への負担も大きい。
店長やバイヤーなど、出世すればするほどこの傾向は顕著で、精神的・身体的に追い込まれて退職していく方もいます。
ですが大事なことは、「限界を迎える前にスーパーから転職をする」ことです。上にいけばいくほど、転職に割ける時間も減ってくるので、少しでも時間のあるときに準備を進めておくべきです。
スーパーからの転職は難しい?

「スーパーからの転職は難しい」
こういうネガティブな意見をネットではよく目にしますよね。また「辞めたい」と相談したときに言われるのもこの言葉です。
最初にも言いましたが、スーパーからの転職は難しくありません。その理由を見ていきましょう。
スーパーからの転職が難しいと言われているのはなぜ?
いったい誰が言い出したのか、

スーパーからの転職は難しい!そのまま働いた方がいいよ
と不安を煽るような人たちがいます。こうしたことを言うのはおそらく、
- 実際に転職活動をしたことのない人
- 部下に辞められては困る上司
です。辞めたいと言えば基本的には引き留められるものですが、その理由は
- 部下に辞められては自分の評価が下がるから
- 人員が足りなくなるから
あなたのことを思って引き留めてくれる人はごく稀です。こうした否定的な意見も必要ではありますが、仕事は一生に関わること。他人の意見ではなく、自分のことを真剣に考えられるのは自分だけ。
すでに「スーパーから転職」を少しでも考えているなら、このままだらだら続けてもプラスになることは少ないと思います。
結論:スーパーからの転職は難しくない
スーパーからの転職が難しくない理由。それは意外と気づかれていない「経験」です。
スーパーという仕事は、
- 発注
- 売場作り
- 売上・利益管理
- 人員管理
- 予算組み
- クレーム対応…etc
など業務内容は多岐にわたります。生鮮部門の人ならこれに「製造」が加わりますよね。
スーパーでは売上・集客・利益・商品・人の全てを扱いますが、実はこの経験ってどこの業界でも通用することだし、求められていることでもあるんです。
ただこの経験を志望動機や自己PRに上手くつなげられない人が多いために、結局「転職が難しい」と思われがちなんですね。
なので自分の経験を踏まえたうえでしっかりサポートしてくれるアドバイザーを利用すれば、他業界へ転職できる確率もグンと上がります。
スーパーからの転職体験談

では実際にスーパーからの転職に成功した人の体験談を見ていきましょう。どういった業界・職種・方法で転職していったのでしょうか?
スーパーから人材会社(採用)へ転職

男性
大手企業の日配・デイリー部門に配属されました。各部門の中でも商品数・アイテム数が多く、人手不足もあって毎日サービス残業が続く日々。
彼女も同じ会社でしたが、結婚を考えていたため少しずつ転職を意識するようになりました。
売場の責任者になった5年目に体の不調を感じ、身体的負担の少ないデスクワークへの転職を決意。ただどういった方法で進めればいいのかわからなかったため、転職エージェントも併用しました。
興味のあった人材関係、主に採用の仕事で内定をもらい、1カ月ほどで活動を終えました。年収はさほど変わりませんが、転勤が無くなったので私生活が充実できてます。
スーパーから食品メーカーへ転職

スーパーのお総菜部門で働き始めて3年目であっても、転職活動はできます。毎日が繁忙期!という感じで女性の場合は特にキツイかもしれません
年上の方ばかりで、特に女性同士の人間関係に疲れました…という人もいますよね。
辞めてから転職活動するか、続けながら活動を進めるかで悩む人が多いですが、お金に余裕がなかったので仕事を続けながら転職活動するのがおすすめです。
たった3年しか働いておらず、スキルがなかったとしても求人サイトを毎日チェックして気になる求人に応募することから始めてみましょう。個人での活動には限界があり、試験には落ち続けたとしても総菜部門での知識を生かして食品メーカーを狙うことも不可能ではありません。
どの仕事も大変だとは思いますが、小売と比べると長期休暇が取得しやすいというメリットはありますね。
スーパーからアパレル(販売)へ転職

大手GMSの衣料品部門で勤務して7年目であっても転職は可能です。
7年ほどいれば中堅ですが、中にはこれまで経験した店舗数は5~8店舗ほどになっている人もいるのではないでしょうか。
理由は人それぞれですが、転勤生活に嫌気がさしたこと、またこのままではキャリアアップが難しいと思い30歳のときに転職活動をスタートする人もいるはずですよね。
もし衣料品関係に携わりたいのであれば、アパレル関係に絞って活動するのが吉。年齢のことがネックになるかもしれませんが、30前後であればあまり気にする必要はないと思います。
転勤の頻度を減らす、あるいは年収アップなど転職活動の軸によって方向性は変わりますが、GMSでの経験を高く評価してくれる企業も少なくはないはずです。
なので最初から可能性を狭めず、色んな業界や企業も視野に入れて活動するのがおすすめですね。
スーパーの正社員からおすすめの転職先


スーパーからの転職先としてはどこがいいのか?を説明していきます。
スーパーから待遇の良いスーパーへ転職
中には「スーパーの仕事は好きだから離れたくない!」という人もいると思います。
同業他社へ転職したい場合には「今の人間関係が嫌」「年収が少しでもいい企業」「休日がちゃんとあるスーパーへいきたい」が悩みの根底にあると思います。
そういった人たちは、「年間休日」「年収」を軸に利益率の高い同業他社を片っ端から探してみましょう。同じスーパーでも、条件が下がるようなら絶対にその企業へ転職してはいけません。
同じスーパーなので今までのスキルを存分に発揮できると同時に、同じ課や部署であれば環境の変化はあれど、仕事内容としてはほとんど変わらないため転職する際のストレスもほとんどありません。
経験を活かして事務員へ転職
「スーパーだから事務への転職は無理」
なんて思ってる人が多いんですよね。あなたもそうじゃないですか?
発注・製造・接客・売場作りはもちろん、従業員の勤怠スケジュールを組んだり製造計画を作ったりと意外とデスクワークをしているにも関わらず、なぜ事務への転職が無理だと決めつける人が多いんでしょうか?
それは「普段の経験を志望動機や自己PRにつなげる書き方がわからないから」です。
無理だと決めつけている人が多いからこそ、狙ってほしい穴場が「事務職」。私も経験しましたが、全くの異業種からの転職希望者ってかなりインパクトが大きいので印象にも残りやすいです。
ただ個人での活動だと、「スーパーでの経験をどう事務職へ活かせるのか」が理解できていない人が多く、志望動機や自己PRにつなげられない人が多いです。
その時点で損しているので、そういう時こそ無料でプロに頼ってみましょう。
教育業界へ転職
スーパーでは年齢を問わず、10代~60代、場合によっては70代の人も働いているため、どの業界よりも部下の年齢層が幅広いのが特徴です。自分よりも2倍近く歳上の人に支持を出すこともありますよね。
商品製造の指示を出したり、パートやアルバイトに陳列方法や考え方を教えたりもします。自分が気づいていないだけで、そのおかげで従業員が成長していることもあったり。
なので、「教える」「成長させる」といった教育に関わる業界もおすすめの転職先の1つです。
比較的経験を活かしやすく、また志望動機も考えやすいのが特徴ですね。
食品関係の業界へ転職
スーパーということであれば、精肉・鮮魚・青果・お惣菜・加工食品・日配品など部門にもよりますが、食品に関する知識は一般人よりも豊富です。
お客さんの1番近くで働ける職種のため、「どうすれば売れるのか」「何を求められているのか」などがダイレクトにわかるというのが最大の強みですよね。
そしてその強みを活かせるのが「食品業界」です。製造や商品開発、マーケティングなど仕事の幅も広く、同じ食品を扱っていた身からすればスーパーから転職した後のイメージもしやすいのではないでしょうか。
スーパーから他業界への転職を成功させるコツ

これまでに何人もの方がスーパーからの転職に成功しています。
転職は難しいわけではなく、かといって簡単というわけでもありません。大事なのは
- どの業界を志望するか
- どのように活動するか
この2つです。
営業や製造などは未経験でも可能な場合が多いですが、どうせなら自分の条件に合った転職先を見つけたいですよね。

だけど正直、自分にはどんな業界・職種が向いているのかわからないし、どうやって転職活動を進めればいいのかも曖昧で…。
って人もいると思います。そんな時には無料の適職診断を受けたり、アドバイザーに相談するようにしましょう。
個人で活動を進めるのも悪くはないですが、特にスーパーから他業界・異業種へ転職する場合、「履歴書」「職務経歴書」などの書き方の時点で損をしている人が多いため、転職支援サービスも併用すると成功する確率もグッと上がります。
これまでスーパーからの転職者を支援してきたノウハウもあるので、あなたが「どういった業界・職種に向いているか」ということも含めて転職をサポートしてくれます。
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