百貨店は常に安定した人気を持つ職業です。
高級な商品ばかりを扱うというイメージが強く、職場も華やかでセレブリティな顧客が多い感じがするため人気ですよね。
また、デパートを経営する企業は全体的に経営規模が大きく安定しているため、安心できるというのも大きな要素です。
どの職場でもそうですが、とても華やかに見えるところも、現場ではそう簡単な仕事ができるというわけではありません。
辛いことも多く、転職したい・辞めたいと思う人はたくさんいるのが現状です。
今回は、
- 百貨店から転職したい
- 百貨店がキツイので辞めたい
- 転職先ってどこがあるの?
- どうすれば転職に成功するの?
という「百貨店から転職したい」という方に向けて転職を成功させるコツ・ポイントや転職先などを紹介していきます。
サイトによっては体験談などもあるので、参考にしてみるのもいいかもしれませんね
百貨店の離職率は高いの?
小売業の中でも特にデパートの場合は、客層も高いため、より細やかな神経を使うことになりますし、万が一トラブルになると大きなストレスを抱えることもあります。
また、デパートだけでなく小売業全体に言えることでもありますが、普段の接客とは別に売り場作りや棚卸しなどのために、時に夜遅くまで働いたり休日出勤を余儀なくされたりすることもあるものですよね。
こうしたことから、デパートの離職率は他の業界と比べても、多少高めに推移しています。
小売業全体で見ると、新卒で就職後3年以内の離職率は39%となっています。
デパート業界のみで絞ってみると、もう少し低めの数字となりますが、やはり高めの数字であることに変わりはありません。
収入や福利厚生などの面で、一般の小売業よりも待遇が良い企業が多いため離職率は下がりますが、どうしても小売業という業界独特の大変さがあるのは同じであると言えますね。
百貨店正社員の平均年収はいくら?
仕事を選ぶ一つの大きな基準となるのは年収ですよね。
ちょっと大変な仕事であっても、しっかりとまとまった額の収入を得られるのであれば頑張る力になりますし、長く続けていこうというモチベーションになります。
デパートに勤務する人の年収平均を見てみると、443万円という結果でした。
もちろん、デパート勤務と言ってもいろいろな企業(三越・大丸・高島屋など)や職種があります。
店頭で販売する人はもちろん、バイヤーや外商、品質管理、商品開発、経営関連など様々です。
そのためデパート勤務の年収平均には、こうしたいろいろな職種が含まれています。
400万円台半ばというのは、華やかなイメージがある仕事場と比べるとちょっと低いように思えますね。
この数字を見ると高い!と思われがちですが、精神的・肉体的なものを考慮すれば安く、「労働に見合った収入ではない」と転職されていく方が多いです。
ここでの注意点は前述の通りデパート勤務の年収統計は、接客業に就いている人だけでなく、バイヤーなどの職種も含んでいます。
なので店頭に立つ販売職の人は、この平均よりも低くなるケースが多いということが1番重要なポイントです。
また営業が終了した後も、お店の整理や伝票確認、得意客への営業などがあり残業がかなり多くなることもあります。
中には気づかれないよう「サービス残業している」という人も多いのではないでしょうか。
- 自分の適正年収が知りたい
- 書類選考なしの求人が見たい
- 百貨店からの転職先はどこがあるの?
といったことを「ミイダス」というサイトなら1~2分で調べることができるので、百貨店からの転職を考えているなら知っておくとかなり役立ちますよ。
百貨店を辞めたいと思ったきっかけや理由
デパート勤務の離職率は、極端に高いわけではありませんが、他の業界に比べると高めに推移していますね。
企業ブランドも高くて扱っている商品も良いものばかりなのに、どうして辞めたいと思うようになるのかと不思議に思うこともありますよね。
転職や退職したいと思うようになったきっかけをみていきましょう。
接客や販売のストレスが大きい
そのきっかけとしては、接客のストレスが辛いと感じるケースが多く見られます。
デパートの場合は、全体的に富裕層の顧客が多く、それだけ丁寧な対応が求められますし、いろいろな要求に臨機応変に対応できないといけません。
その分、いつも緊張感を持って仕事に臨む必要がありますし、お客様によっては厳しく当たられてしまうこともあります。
そしてトラブルになってしまうと、お宅や企業へ出向いてお詫びすることもあるので、精神的に辛いと感じてしまうこともあるんですね。
特に、この仕事を始めてから間もない1,2年目はいろいろな初体験の連続なので、
私には続けられそうにないし無理だよ…
と感じてしまう人もいるのが現状です。
とはいえこうした経験にも慣れてくると、逆にいろいろなお客様との触れ合いを楽しめるようになるので、慣れたら長く続けていける人が多くなるという傾向があります。
残業・拘束時間が長い
もう一つの理由としては、残業が長いというものもありますね。
デパートの勤務は、売り場での販売だけにとどまらず、営業時間が過ぎても売り場作りや書類仕事、顧客対応が結構あって拘束時間が長くなってしまうことが多いんですね。
しかも、休日やクリスマスシーズンなどの繁忙期には、売り場も相当忙しい上に、さらに残業も長くなるため、体力的にきつくなることも珍しくありません。
中にはサービス残業を強いられるということもあって、精神的・肉体的に疲れてしまい転職をしようと思う人も出てくるんですね。
たくさんの商品を売れるという満足感はありますが、その忙しさに耐えきれず…という方も多いです。
人間関係が厳しい
百貨店は女性同士のいざこざが多いのもまた事実です。
百貨店という職業柄、プライドが高い人が多くちょっとしたことでもすぐに揉めてしまい、陰湿な嫌がらせなどを経験したことのある人もいるでしょう。
売上をとること自体も厳しくなっているので、そのストレスの矛先が部下に向けられることもあります。
百貨店からの転職体験談はあるのか
百貨店から百貨店、もしくは他業界へと転職した人は結構多く、いろいろな体験談が各サイトに寄せられています。
こうした人たちの体験を踏まえて、デパートからの転職の参考にするのも1つの手ですね。
ここでは体験談ではなく、“どの業界でも目指せる”ということをわかりやすく説明していきます。
百貨店からインポートブランドショップへ転職
たとえば今まではデパートで働いており、ブランド物自体が好きだったのでその仕事が結構気に入っていた場合。
より多くのお客様に出会えるショッピングモールのインポートブランドショップでの仕事をしてみたいという思いが強くなった…ということだってありえますよね。
ですがその夢をあきらめる必要はなく、就職して4年目という若手の場合でも転職は可能です。
転職サイトを使えばタイミングよく求人を見つけることができ、スムーズな転職を目指すことだってできます。
早く転職したい場合は、アドバイザーを利用することですぐに転職候補を探してきてくれますしね。最初は無理かなと思っても、いろいろな選択肢からベストのところを見つけられる可能性がぐっと高まります。
今までの勤務経験も活かせるし、なによりノルマや自爆営業のない環境を見つけることも不可能ではありません。
百貨店から事務職へ転職
事務職への転職はかなり畑違いという感じかもしれませんが、就職して8年という中堅でも諦める必要はありません。最初はいい仕事場を見つけられるか不安かもしれませんが…
ですが、転職エージェントを利用することですぐにたくさんの候補を教えてくれますし、なにより一気に不安が解消されるのは大きなメリットだと思いますね。
しかも、それぞれの会社の細かな業務内容や会社の雰囲気も教えてくれますし、見知らぬ業界の仕事場のイメージをつかみやすいです。
もちろん、慣れない仕事ばかりなので最初は緊張すると思いますが、これまでの経験を生かせば地方の中小企業~大手であってもすぐに環境に慣れるはずです。地方の場合は意外と気さくな感じで仕事ができるかもしれませんね。
このように、転職の難しさというのも確かにあり、初めての場合は不安を感じることもあります。
ですが転職のプロであるエージェントの助けを借りれば、スムーズに希望にマッチしたところを探すことが可能です。
他業界の会社や職種に転職する場合でも「百貨店だから無理」ということはありません。正しい方法で活動すれば成功する確率も格段に上がります。
- 百貨店から同業他社へ行くべき?
- 自分でも他業界への転職は可能なの?
- 百貨店からの転職って志望動機はどう書けばいい?
といった転職に関する相談は同期や先輩にはしにくいですよね。
せっかく無料で使えるサービスがあるので、まずは気軽に転職の相談をしてみるといいですよ。(気持ちにも余裕がでます)
百貨店からおすすめの転職先!成功するには?
もし、デパート以外を転職先候補として考えているのであれば、しっかりとリサーチしてから転職活動を進めるようにしましょう。
また一般社員やバイヤー、総合職に限らず百貨店からの転職はアドバイザーの力を借りるのが1番の近道です。
業務内容・労働時間の確認をする
まず確認すべきは業務内容です。
同じ小売業への転職と一口に言っても、いろいろな仕事をすることになります。正社員となって売り場の管理をする人でも、実際には売り場に出て接客をすることが多いんですね。
そのため、具体的にどんな仕事をするのか、どこまで仕事の範疇に含まれるのかをしっかりと確かめておきたいところ。
また、残業が多いかもしれないということをあらかじめ検討しておくことも大事。
時期にもよりますが、イベントなどがあると、かなり遅くまで残業をすることもあるのが小売業共通の仕事です。
面接の時などに、明確にどのくらいの残業があるのかということを確認すると共に、自分の中の意識としても、残業が多いかもしれないということを覚えておきたいですね。
そうすることで、仕事を始めてから
こんなはずじゃなかったのに…
という思いを持たなくて済みます。
アドバイザーの力も借りる
百貨店からの転職を成功させるには、アドバイザーの力を借りるのも1つの手です。
個人での活動も悪くはないのですが、自分に合った仕事や企業などがイマイチわからず、転職したとしても
企業選びを間違えたかも…また転職しなきゃ
というケースが多くなってきています。
- 百貨店からの転職を成功させたい
- 次こそは自分に合った職場を見つけたい
- 転職活動はどう進めればいいのか
など、「転職すべきか迷っている」と相談するだけの利用も可能なので使わないのは損ですよね。(使わずに失敗する人も見てきました)
多くの意見がもらえるので2社併用がおすすめ。
良いイメージばかりをもたない
もう一つのポイントは、良いイメージばかりを持たないということです。
デパートの仕事が嫌になると、
他の業種はもっと楽で待遇がいいのかなぁ…
という思いを強く持ってしまうものです。もちろんそういった仕事も確かにあります。
しかし、どの仕事でも繊細で細やかな配慮が常に求められますし、クレーム対応などの時も厳しい反応に合うことが多いのも事実です。
また、多くの職場ではデパートと同じように、しっかりとした売り上げ目標が掲げられることも多いので、それをクリアできるかというプレッシャーもあります。
こうした心構えを持って転職することが大事ですね。
百貨店からの転職は難しくない
百貨店からの転職は、
他の職場で役立つスキルや強みも多くはないし、チャンスがあまりないんじゃないの…?
という心配を持つ人もいます。
志望動機や自己PRなどの書き方がイマイチで、百貨店からの転職に苦戦している人も実際に見たことがあります。
特に小売業で働いていた人にこの傾向が強いです。
自分の長所や短所がわかっていても、それを文章にしたり、上手く伝えられなかったりする人がほとんどなので、プロにお願いしたほうがより成功しやすくなります。
専任のアドバイザーが企業の雰囲気や残業時間の実情などをしっかりと調べて教えてくれるというのもメリットですね。
百貨店からの転職成功のカギは、「エージェントをうまく利用する」ことです。
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